
北の暮らし6
〜SL湿原号 重連編〜
2001.1.19〜1.21
@1月19日(金)
白石駅22:22発の普通列車に乗って札幌駅に向かう。明日、明後日とSL湿原号の重連運転が行われるので久しぶりに夜行に乗って釧路に向かう。夜行に乗って道内を移動するのは7年ぶりなので楽しみである。
5番ホームに上がるとちょうど183系のおおぞら13号が入線してきた。ホームには銀箱や大きな三脚をもった人たちが多数おり、目的はきっと同じだと思われる。私たちは、寝台を予約していたので2号車に急ぐ。久しぶりの寝台車に乗りこみワクワクする。
23:00定刻に5番ホームより釧路行き「おおぞら13号」が発車。ビール片手に流れる夜景を見ながら、夜汽車の雰囲気を満喫する。平和駅に入ったところで稚内行きの「利尻」が追い抜いていった。新札幌を出てまもなく、車掌が検察に来る。しばらくは起きていたが眠くなったのでベッドに潜り込んだ。
A1月20日(土)
何度か停車するたびに目が覚めたが、睡魔のほうが強くて再び寝入る。
タタン・タタン、タタン・タタンとジョイントの間隔短くなっているに気がつき目が覚めると、もうすぐ釧路。定刻通りに釧路に到着。辺りはまだ暗く寒いので待合室に逃げ込む。待合室の半分以上は三脚もしくわ銀箱持参の同業者。
7:00をまわったので朝食を摂るつもりで和商市場へ行くが、8:00かららしく準備をしているところ。
レンタカーを8:00から予約しているので、今日は和商市場を諦め駅で弁当を買って、待合室で食べる。
今回の足となるレンタカ−は4WDのデュエット…。嫁さんが運転するなら良いが、私が運転するにはちょっと恥ずかしい。
久しぶりのAT車なので最初はクラッチを探してしまうが、なんとか出発し最初の目的地である塘路に向かう。
路面はほとんどが乾燥路なので走りやすい。また天気もちょっと霞んでいるものの青空出ているのでまずますである。
塘路には9:00前に到着。とりあえず、下見を兼ねて三角点より線路を挟んだ反対側の丘(須藤様に教えて頂いたところ)に上がる。1つ目は茅沼方向が見えるところへ!こちらはちょっと木がうるさいので脚立があれば交わせるかな?!
それから塘路湖バックで左手に線路が見えるポイントへ。こちらは道に迷うかなと思っていたがしっかり道が出来ていたので迷うこと無くたどりつけたが道があるということは、人がいると言うことで既に三脚が6本立っていた。構図的には期待通りの眺望で満足!
しかし,晴れた日の一発目は三角点に決めていたので,明日の一発目に取っておくことにしてザルボ展望台下の駐車場に移動。
駐車場には先客の車が2台,あまりの少なさに拍子抜けしてしまいました。ツルツルの階段を上がって三角点に到着すると先客は5人(最終的には9人).
もくもくと白煙が細岡のほうから見えて来て塘路到着。通常より蒸気+1,ワムホキの貨物+2の増結とあってか編成が異常に長く感じる。
171の高い汽笛と207の低い汽笛が鳴って塘路を発車し2台とも白煙たなびかせ通過。
すぐに後ろを振り返って,ちょっと霞んだ山バックに湿原の中を行く重連列車を撮影。
重連と言うことで迫力があって感動ものだった。また撮影後は煙が流れてきて石炭の臭いがして余韻に浸る。機材を片付け下りのツルツルの階段にてこずりながら下山しSLを追い掛ける。
摩周駅に到着すると給水している171+207を発見。場所の関係か給水時は客車と切り離していた。
本日2発目は摩周駅発車を川湯寄りの踏切から狙うことにした。時折タンチョウ鶴が2羽鳴きながら上空を飛行!うまい具合にSL発車時に飛ばないかなと思ったが無理な話…。
さて踏切には既に10本近くの三脚が立っており、標準で重連を意識できる構図を確保。嫁さんは正面がちにやれるポイントへ。私の方は構図的にはごちゃごちゃしてイマイチだったが爆煙でやってきたのでなかなか良かったと思う。嫁さんのほうも迫力があって良かったと大満足だったようである。
これで9380レは終了。
コンビニで遅い昼食を買い込み返しの9381レをやるためのポイントを探しながら川湯温泉方向に走る。
しかし摩周駅以北はほとんどが林の中を線路が走っているため美味いところが見つからない。アプローチは踏切くらいかなぁと走っていると国道に鉄の路駐が…。
徐行してみると除雪されていない踏切に鉄がかたまって居た。やはり考えることは同じか…と言うことで,チェックしていた美留和駅手前にの踏切に戻る。ここは陽があたるうえに向かって左側がちょっと開けているので他の踏切に比べると良い。ただし下りなので煙りは×っぽい…。(他の2箇所の踏切より空いている)太陽が雲に隠れそうにりかけた時,気持ち程度白煙を上げて通過。煙はダメだったが陽が当たってなかなか良かったと思う。
返しも摩周の長時間停車を利用して先回り!しかし,太陽が山の稜線に迫っており南弟子屈駅の先でサイドから狙うが残念ながら,太陽は沈んでしまいがっかり…。(やはり陽が周るのは摩周発車直後くらいが限界も知れない…。)
露出も厳しいので,遊び半分で流し撮りに挑戦。ファインダーを覗きながらSLを追っていくと一瞬ピンクに染まった夕焼けのおかげでナンバープレートがピンクに染まり感動。うまく撮れていればいいなぁ〜と思うがこういうときに限って…。
後は暗くなる一方なので,茅沼で温泉入ってのんびりするつもりで運転を嫁さんにバトンタッチして出発。しかし塘路の発車に間に合いそうなので塘路駅に直行しバルブの準備!若干遅れて運転していていたため余裕を持って準備が出来た。
しばらくすると紺色の空に白煙と客車の窓明かりが浮かび上がって到着。まるで銀河鉄道の趣!!停車時間はほとんど無かったので数枚しか撮影できなかったが、見れただけでも大満足であった。!暗闇に白煙を残しながら去っていく湿原号を見送って本日の撮影は終了。
冷え切った体を温めるため先程通過した茅沼「憩いの湯」へと急ぐ。温泉は同業者らしき人たちが数名入っていたが空いていたのでのんびりくつろげた。露天風呂から星が見え、ボーと眺めていると人工衛星を発見!露天風呂で人工衛星を見るのは初めてである。そう言えばロシアのミールも落すときはこうやって見えるのかなぁ〜。
温泉から出て18:20過ぎに釧路に向けて出発。今晩の宿は釧路東急インである。道路が空いていたこともあって19:00前に到着しチェックイン。お腹が空いたのですぐに居酒屋に入り、美味い郷土料理とお酒を堪能して22:00過ぎには就寝。
B1月21日(日)
7:30起床!外は予報どおり曇りで時々雪がちらついている。昨日食べられなかった勝手丼を食べに和商市場へ足を運んだが電気が付いていない…。
あっ!!今日は日曜日だから休み!?ショックを受け、仕方ないのでホテルのバイキングに急ぐ。もっとも朝食付だったので、朝食代が浮いたのだが…。
お腹いっぱいになったところでチェックアウトし、とりあえず昨日下見していたポイントへ車を走らす。 太陽が出ていないためか、昨日は無かった樹氷が辺り一面に残っており綺麗である。
途中国道から凍結した釧路川の支流を渡ると道路と平行して網網線の鉄橋があり奥にはワカサギ釣り用のテントも見え良い感じであった。ちょっとチェック!
本日の予定していたポイントには10:00前に到着!しかしすでに三脚が10本以上立っている。おまけに雪が舞い始め、万が一雪でバックが見えないという事態が怖いので今回は諦め、さっきチェックした鉄橋まで戻り平行している国道からやることに!
結局東釧路まで戻り、ファインダーを覗くと車の中では気がつかなかったバックの高圧線がうるさい…。こりゃまずいと移動を考えたが通過まであと20分しかなく、移動している時間もないので妥協してカメラをセット。
定刻通り釧路発車の汽笛が聞こえ、続いて東釧路発車の汽笛が響いて白煙をなびかせて通過。 気を取り直して追いつけるだろう塘路へと急ぐ、先程チェックした樹氷を絡めるため塘路駅付近をうろつくと塘路駅脇の白樺が樹氷で白くなって綺麗である。先客は10名程。続いて追っかけ組みも参加した頃に湿原号が塘路駅に到着。汽笛が鳴って爆煙の重連が発車!煙も絵的にも良かったが…。シャッター速度を変えるのを忘れた可能性があるので、もしかしたらオバーかもしれない…。今日2度目のショックを受ける。(情けない…。嫁さんの作品に期待かな!?)
再び気を取り直して追いかけると列車より五十石駅に先回りできた。この先の オーバークロスまで先回りしようかと考えたが、車を止められる保証が無いので五十石駅に緊急停車しホームへ急ぐ。するとすぐに駅手前の踏切が鳴り、これまた爆煙で登場!迫力万点で通過。
引き続き標茶の6分停車を利用して標茶の先へ急ぐ。しばらく線路沿いに走ると開けたところに出て低い築堤を行く湿原号を撮影できそうである。おまけに乗馬クラブらしき人たちが馬に乗って線路沿いにいたので絡めて撮ろうと待つ。 白煙を上げてSLが近づくとSLとなんと乗馬していた人たちがSLと一緒に走り出した。
ある程度予想していたものの実際にやってくれたのでLucky!!もちろんスピードが違うので並走まではいかなたったものの、なかなか良かった。
どうやら乗馬クラブが企画して走ったようでSL通過後、馬をトラックに乗せて移動準備をしていた。
これで今回の重連撮影は終了。せっかくなので標茶に戻りSL屋台村に寄ってビーフシチューを食べようとしたが、営業していない…。
標茶駅で湿原号のキーホルダーを買うついでに聞いてみると「川湯温泉まで延長運転するときは標茶で降りる人が少ないのでお休みです。」との答えが返ってきた。と言うことは今週末(1/27,1/28)もお休み…。今週末行かれる方はご注意を!
結局コンビにで昼食を買い込み13:15に出発。レンタカーを14:00に返す予定なので急ぐ。道路が空いていたことから順調に走れガソリンを満タンにして14:02に釧路駅に到着。
帰りは15:16発「おおぞら10号」のコンパートメント!この車両はもともとはスパーとかちで使われていたダブルデッカー(2階建車両)で2階はグリーン席、1階が普通コンパートメント(個室)になっている。
今年夏には、すべての昼行特急が283系に置換えられる予定なので、この車の今後が気になる…。室内に入ると思ったより狭くBソロをちょっと広くした感じ。荷物が多い私たちにとっては窮屈に感じた。定刻に発車して、しばらく走ると左手に太平洋と西に傾いた太陽が見えたので通路に出て眺める。
こうして1階の通路に居るとカシオペアの食堂車1階部通路(従業員用個室前)に居るような錯覚に陥る。この後、夕日に期待が持てるかな!?と思いいったん部屋に戻りのんびりしていると寝てしまった様で、目が覚めたら辺りは真っ暗で新得の手前だった。(良く寝たもんだ…)
新得からは3箇所の信号所で行き違いのため数分停車する。どの列車も5分程度遅れて通過。
この分だと札幌到着も遅れるかなと?と思っていたが、南千歳に到着したときは定時だった。本当なら札幌まで乗る予定だったが、札幌駅で乗りかえるより新札幌で乗り換えて続行の普通に乗ったほうが早そうなので、新札幌で下車。すぐに来た普通列車に乗り換えて白石到着。あっと言う間の重連湿原号の撮影旅行が終了してしまった。
☆補足☆
気になる標茶以降の私が感じた感じですが、標茶?摩周までは比較的道路と並走しているところが多いですが、なかなか良いところがないように思えました。雰囲気的には五十石付近に似ています。線路脇の木々がちょっと邪魔でやりにくかったです。
摩周〜川湯温泉は、先程も書きましたが林の中が多く線路へのアプローチは踏切が確実のように思えました。 但し、川湯温泉までは行ってませんので、その先に良いところがあるかもしれません・・・。
光線が期待できるのは南弟子屈が限度だと思ってよいと思います。
路面はほとんどが乾燥路で100km/hで走っても問題なしでした。(但し1月23日現在ですので、現状は不明です)一本裏に入るとアイスバーン になるので注意が必要です。
簡単ですが以上が私の工程です。全体的は非常に満足でした!出来ることなら今週末も行きたいくらいでした!